備えながら、ムダをなくす暮らし ――腸活の視点でローリングストック ~台所から「きれい」と環境を守る~
2026/09/08
みなさん、こんにちは。IBPの有光眞織です。
いつもコラムをお読みいただきまして、ありがとうございます。
さて、9月1日は「防災の日」。
近年は2024年1月の能登半島地震をはじめ大規模な自然災害が頻発しており、
「もしも」への備えは、もはや他人事ではなくなっています。
とはいえ、「備蓄はしなきゃと思うけど、賞味期限が切れて結局捨ててしまう……」
というお悩みも多いのではないでしょうか。
今回のテーマは「備えながら、ムダをなくす暮らし——腸活の視点でローリングストック」です。
農林水産省も推奨している「ローリングストック法」は、
普段の食品を少し多めに買い置きし、古いものから消費して買い足すことで、常に一定量の備蓄を保つ方法のこと[1]です。
同省の「災害時に備えた食品ストックガイド」では、最低3日分、できれば1週間分×人数分の家庭備蓄が望ましいとされています[2]。

農林水産省 災害時に備えた食品ストックガイドより抜粋
「備える→食べる→買い足す」を繰り返すことで、
賞味期限切れによる廃棄を防ぎ、食品ロス削減にもつながる——消費者庁も同様の備蓄法を推奨しています[3]。
そして、私がもうひとつお伝えしたいのが、
「非常食にも腸活の視点を取り入れること」です。
災害時の食事は、おにぎりやカップ麺など糖質中心になりがち。
ただでさえ環境変化や不安、睡眠不足で心身に負担がかかる災害時、
体の内側からのコンディションはとても大切です。
近年の研究では、腸と脳が神経やホルモンを介して情報をやり取りする「腸脳相関」が明らかにされており、
腸内環境は心身のコンディションと深く関わっています。
だからこそ、災害時こそ「お腹を満たす」だけでなく「腸と体をいたわる」食品を備えておきたいのです。

◆腸活の視点で選ぶ、ローリングストックのヒント
①食物繊維を摂れる食品
乾燥わかめ・ひじき・海苔・切干大根など、日持ちする乾物を常備。海苔はそのまま食べられて便利。
②タンパク質を摂れる食品
高野豆腐・鰹節・常温保存できる豆乳など、日持ちするタンパク源を摂取できます。
また、缶詰よりもパウチタイプのツナ・サバの水煮を。断水時に洗う水が不要で、ゴミもかさばり衛生的にもオススメです。
③腸をいたわる食品(発酵食品)
味噌・醤油・濃縮甘酒など、常温保存できる発酵食品を。
味噌はお湯に溶いて乾物を入れるだけで一杯のお味噌汁になります。
「防災」「食品ロス削減」、そして「腸活」
——一見バラバラに見えるテーマは、実は台所を通じて深くつながっています。
命を守るための防災に、腸と心をいたわる視点をプラスする。日頃から腸を大切にする食生活は、平時だけでなく、もしものときの自分を支える力にもなってくれるはずです。

もしものときも、できるだけいつもの自分でいられるように
——9月の防災の日をきっかけに、そんな視点でご家庭の備蓄を見直してみませんか。
今月も、台所から一緒に「きれい」と未来を守っていきませんか♪
今月もお読み頂き、ありがとうございました♪
[1]農林水産省
ローリングストックについて知りたい方へ(2026.9.2参照)
https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/foodstock/network/rolling.html
[2]農林水産省
災害時に備えた食品ストックガイド(2026.9.2参照)
https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/foodstock/guidebook.html
[3]消費者庁 めざせ!食品ロス・ゼロ
食品ロスにしない備蓄のすすめ(2026.9.2参照)
https://www.no-foodloss.caa.go.jp/topic_mar.html




