原油高騰の今こそ、脱プラ生活へ ~台所から「きれい」と環境を守る~
2026/04/21
みなさん、こんにちは。IBPの有光眞織です。
いつもコラムをお読みいただきまして、ありがとうございます。
さて、2026年に入ってから、原油価格の高騰が続いています。
ガソリンや光熱費の値上がりはもちろんのこと、
実は私たちの暮らしの中で身近な「プラスチック製品」にも大きく影響しています。
プラスチックの原料は石油。
つまり、原油価格が上がれば、プラスチック製品のコストも上がるのです。
「物の値段が上がって家計が苦しい…」と感じている方も多いでしょう。
でも、こんなときこそ、台所から始める『脱プラ生活』が、お財布にも地球にもやさしい選択になるかもしれません。
今回のテーマは「原油高騰の今こそ、脱プラ生活へ」です。

スーパーの野菜コーナーを歩くと、
ラップで包まれたきゅうり、
プラスチックトレーに並んだ豆腐、
ビニール袋に入ったほうれん草……。
私たちの台所は、毎日のように大量のプラスチックごみを生み出しています。
世界では毎年約4億トンものプラスチックが生産されており、
その多くは使い捨て製品です[1]。
海洋汚染やマイクロプラスチックによる生態系への影響も深刻ですが、
実はプラスチックごみは気候変動とも密接につながっています。

プラスチックの原料は石油です。
使い捨てプラスチックがごみとして焼却されると、
燃焼によって石油由来の炭素が二酸化炭素(CO₂)となり、大気中に放出されます。
環境省の資料によると、2022年度の廃棄物分野における温室効果ガスの排出量は約3,668万トン(CO₂換算)にのぼり、
日本全体の総排出量の3.2%を占めています。
さらに、そのうちの約80%が廃棄物の焼却に伴う排出であるとされており[2]、
プラスチックごみを減らすことは、温室効果ガス削減にも直結する取り組みなのです。
原油価格の上昇は、プラスチックへの依存を見直す大きなきっかけです。
使い捨てプラスチックを減らすことは、環境への貢献だけでなく、長い目で見た「生活コストの削減」にもつながります。
◆台所から始める「脱プラ」の6つのヒント
①ラップの代わりにみつろうラップやシリコンラップを使う。繰り返し使えてコスパも◎。
②保存容器はガラスやステンレス製に切り替える。電子レンジでも安心して使えます。
③野菜や果物は袋なし・量り売りを選ぶ。地元の直売所や市場も活用を。
④洗剤やシャンプーは詰め替え用・固形タイプを選ぶ。プラ容器の購入頻度が減ります。
⑤買い物にはマイバッグ・マイネットを持参する。野菜もそのままネットに入れてレジへ。
⑥飲み物はマイボトルに。ペットボトルの購入をぐっと減らせます。

「値上がりが続くから、少しでも節約したい」という気持ちは、
「使い捨てプラスチックを減らしたい」という環境への思いとぴったり重なります。
一度買えば長く使えるものに切り替えることは、最初の投資こそかかりますが、
長い目で見ると家計にも、地球にも、プラスに働きます。
原油価格という「世界の問題」は、台所という「私たちの日常」とつながっています。
だからこそ、台所からの小さな選択が、静かに、でも確実に、地球を守ることにつながるのです。
日常の暮らしから、台所から一緒に「きれい」と未来を守っていきませんか♪
今月もお読み頂き、ありがとうございました♪
[1]国連環境計画(UNEP)
Plastic Pollution(2026.4.10参照)
https://www.unep.org/plastic-pollution
[2]環境省
廃棄物分野における地球温暖化対策について(2026.4.10参照)




