夏こそ!エシカル消費~マイボトル活用で環境にも家計にも優しく~ ~台所から「きれい」と環境を守る~
2024/07/16
みなさん、こんにちは。
関東甲信では梅雨明け宣言が出されましたが、
皆様の地域はいかがでしょうか。
地球温暖化を越して「地球沸騰化」とまで言われる昨今、
少しでも現状を緩和するためにも、日ごろのライフスタイルを見直せたらよいですね。
今ある環境を永続的に守れるよう、
今月も「台所から『きれい』と環境を守る」コラムをお届けしたいと思います♪
さて、今回のテーマは「夏こそ!エシカル消費~マイボトル活用で環境にも家計にも優しく~」です。
暑い夏、私たちは頻繁に水分補給を必要とします。
その際、使い捨てのペットボトル入りの飲料を購入する方もいれば、
自宅からマイボトルの持参する方もいらっしゃるかと思います。
「マイボトル」という言葉が用いられるようになってから20年以上が経過し、
日本では75.7%もの人がマイボトルを活用しているというデータがあります[1]。
そこで、改めてマイボトルの活用の重要性について確認してみましょう♪
マイボトル活用がオススメな理由
その1:プラスチックごみの削減と資源の節約の両立ができるから。
使い捨てペットボトルは、世界中で大量に消費され、その多くが適切にリサイクルされずに環境を汚染しています。
マイボトルを使用することで、プラスチックごみの削減に直接貢献できます。
また、ペットボトルの製造には大量の石油資源が必要です。
マイボトルを使用することで、これらの資源の消費を抑えることができます。
その2:温室効果ガスの削減に繋がるから。
ペットボトルの製造、輸送、廃棄には多くのエネルギーが必要であり、
その過程で大量のCO2が排出されます。
具体的には、500mlのペットボトル1本の製造・廃棄・リサイクルにかかるCO2排出量は約119gです。
一方、ステンレス製のマイボトルを100回使用した場合、1回あたりのCO2排出量は約13.9gとされています[2]。
つまり、マイボトルを繰り返し使用することで、CO2排出量を約10分の1に削減できるのです。
その3:家計の負担軽減とキレイ促進の両立ができるから。
マイボトルを使用することで、ご自分の好きな飲み物をリーズナブルに持ち歩くことができます。
例えばビタミンC豊富なローズヒップティーやリラックス効果のあるジャスミンティーなど、
ご自身の「きれい」を促進するドリンクを自宅から持参してみてはいかがでしょうか。
コンビニエンスストアなどで購入するよりも節約につながります。
例えば、週5回500㎖のペットボトル飲料を購入すると1本を150円として月に3000円、年間で約36000円かかります。
一方で、マイボトルを使用すると、1リットルの水道水のコストは約0.2円、月に4円、年間で約48円、
ここにお好きなフレーバーの茶葉を月に1000円分購入したとしても年間約13000円以下で済ませることができます。
マイボトルの活用は、地球環境にも家計にも私たちの体にも優しい選択肢の1つと言えます。
現在では、公共施設や学校などで、マイボトル利用環境の整備が進められています。
浄水型ウォーターサーバーの設置が推進される取り組みも広がりつつあります[3]。
ぜひ、マイボトルを活用して、一緒に持続可能な未来を目指しましょう。
[1] 環境省 リユース可能な飲料容器およびマイカップ・マイボトルの使用に係る
環境負荷分析についてh23_lca_01.pdf (env.go.jp)
[2]日本宅配水&サーバー協会 水分補給に関するアンケート(2021年)水分補給に関するアンケート結果(2021年) | 統計資料・データ | 日本宅配水&サーバー協会 (jdsa-net.org)
[3]朝日新聞 佐賀県伊万里市と「脱炭素社会の実現に向けたマイボトル利用促進に関する連携協定」を締結 | 朝日新聞デジタルマガジン&[and] (asahi.com)