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フードロスと無縁な年末年始にする ~台所から「きれい」と環境を守る~

2025/12/16

みなさん、こんにちは。

いつもコラムをお読みいただきまして、本当にありがとうございます。

 

季節はあっという間に進み、早くも師走の半ば。

 

街の空気もどこか慌ただしく、いよいよ年の瀬を気配が濃くなってきました。

 

 

 

さて、国連では、2020年から2030年までを【行動の10年】と位置づけ、

より実効性のある取り組みを世界各国に求めています。

 

気候変動や環境問題は大きなテーマですが、決して国や企業だけのものではありません。

私たち一人ひとりの小さな行動にも、実は大きな意味があります。

穏やかな地球環境をどのようにしたら次世代に残せるか…

そんなことを思い巡らせつつ「まずは日常からできることを積み重ねていきたい」と改めて感じています。

 

少しでも永く穏やかな四季の移ろいを楽しめるように、

日常生活から出来る小さな積み重ねを一緒に続けていきましょう。

 

今月も「台所から『きれい』と環境を守る」コラムをお届けします♪

 

 

 

 

今回のテーマは、「フードロスと無縁な年末年始にする」です。

 

12月~1月は、忘年会やクリスマス、お正月のおせち料理、新年会など、

様々な場で、大勢で食卓を囲う機会が増えるシーズンです。

 

普段から家庭でフードロスに気を付けている方も、外食やハレの日の料理が重なると、

つい余らせがちになったり、食べきれなかったりすることもありますよね。

 

「せっかくなら、イベントも楽しみながらフードロスを減らしたい」

「できる範囲で、環境にも優しい選択をしたい」

 

そんな思いを抱く方も少なくないと思います。

 

今日は、ちょっとした工夫でフードロスをぐっと減らすためのコツや、

無駄なく楽しい食卓にするヒントをお伝えします♪

 

ぜひ、最後まで読んでいただけたら嬉しいです。

 

 

 

 

そもそも、日本のフードロスはどれぐらいなのでしょうか。

 

環境省のデータでは、「家庭系フードロス」と「事業系フードロス」の両方が存在し、

依然として高い水準にあることが示されています[1]

 

 

  • 食べ残し

→ 作りすぎたり、食べきれなかったりして、食卓に出したものがそのまま捨てられるケース。

 

  • 直接廃棄

→ 賞味期限や消費期限が切れてしまい、手をつけずに捨ててしまう食品。冷蔵庫の奥に忘れられていた、というケース。

 

  • 過剰除去

→ 野菜の皮や果物の可食部まで、必要以上にむいて捨ててしまうケース。

 

 

環境省では、こうしたフードロスを減らすために

「食べ切り」「使いきり」を強く呼びかけています。

 

これらの点では、買い物の仕方や調理法の見直しでかなり改善できる部分もあります。

 

また、残った料理はリメイクや保存で後日食べ切ることや、

不要になった未開封食品はフードドライブ等に寄付することも可能です。

 

 

 

特にインナービューティーダイエット協会では、

『食材を丸ごと使う』ことを大切にしています。

 

皮を剥かずにそのまま調理したり、

どうしても除去する部分も最小限にとどめたり、

普段の調理習慣を少しシフトするだけで、驚くほどフードロスが減っていきます。

 

「台所から出来るサステナブル」は、まさにこうした積み重ねから生まれるのだと思います。

 

 

 

 

では、外食の場面ではどのような工夫があげられるでしょうか。

 

外食は「量をコントロールしにくい」という特徴があるので、

家庭よりも工夫が必要になります。

 

環境省、消費者庁、農林水産省が連携して、下記の概要を呼びかけています[2]

 

 

 

◇食べられる分だけオーダーする。

 

◇会食の最初30分、最後10分は食べきる時間とする。(3010運動)

 

◇残りがちな『遠慮のかたまり』を先に片づけるor取り分ける。

 

◇家族の外食では、家族みんなでフォローし合って食べ切る。

 

◇どうしても食べきれない場合には自己責任で料理を持ち帰る(mottECO)

 

 

 

 

 

 

外食となると、コース料理や大皿料理など、予め量が決まってしまって調整が難しいこともありますが、

事前にお店側に伝えてみることもできますし、周囲の方に協力を求めてシェアしてもらうこともできます。

 

また、自分自身から率先して

『提供された食材はみんなで美味しく食べ切ろう』という雰囲気をつくるだけでも、

テーブル全体の意識が変わります。

 

ほんの一言の声がけや小さな気配りが、外食産業のフードロス削減につながっていくのです。

 

 

『食材の命を無駄にせず、作ってくれた人に感謝して、いただいたものは最後までおいしくいただくこと。』

 

 

この「いただきます」「ごちそうさま」の精神は、

家庭の中でも外食の場でも、これからも大切にしていきたい日本の良い文かだと言えます。

 

 

 

いかがでしょうか。

 

日頃からフードロス削減に取り組まれている方は、

ご自身に花マルをあげてくださいね♪

 

そしてまだまだできることがありそうだ、と感じた方は、

ぜひ今日から小さな一歩を一緒に始めてみましょう。

 

「台所からキレイと環境を守る」暮らしは、難しそうに見えて、実はとても楽しく、心も整う習慣です。

 

 

 

今月も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

どうか、笑顔あふれる温かい年末年始をお過ごしくださいね♪

 

[1]環境省 食品ロスポータルサイト(2025.12.11参照)

消費者向け情報 | 食品ロスポータルサイト

[2] 飲食店等における「食べ残し」対策に取り組むに当たっての留意事項 消費者庁、農林水産省、環境省、厚生労働省(2025.12.10参照)

900509166.pdf

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有光眞織

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①時短・簡単レシピ②エイジレス美腸ケアレシピ③美腸おつまみ④美腸スイーツ/『心-食-環境を整える~NEOヘルシーエイジング講座』監修


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