環境にもお財布にも優しい、シリコンラップの活用 ~台所から「きれい」と環境を守る~
2025/05/20

みなさん、こんにちは。
いつもコラムをお読みいただきましてありがとうございます。
早くも夏日の気温を記録する季節となりました、みなさんの地域いかがですか。
今年は2025年、SDGsの17の目標達成まであと5年を切りました。
国連では、2020年から10年間を【行動の10年】として各国のさらなる取り組みの強化を求めていましたが、
まだまだ市民レベルでも出来る余地はたくさんあります。
永続的に[美しい夏]を楽しめるように、日常生活から出来ることを一緒にしていきましょう。
そのためにも、「台所から『きれい』と環境を守る」コラムをお届けします♪
今回のテーマは「環境にもお財布にも優しい、シリコンラップの活用」です。
ラップを使うたびに感じる罪悪感、少しでも減らしたいと思ったことはありませんか?
そんなあなたにピッタリなのが「シリコンラップ」です。
地球にも優しく、長期的にはお財布にも嬉しい選択です。
その魅力を環境面と経済面の視点から掘り下げてみましょう。
現在、使い捨てプラスチックラップが引き起こす海洋汚染は、深刻な問題となっています。
年間約800万トンものプラスチックが海に流れ込み、一部がマイクロプラスチックとなり、生態系を脅かしているのです[1]。
その点、シリコンラップは再利用可能で、廃棄物を減少させ、海洋汚染への影響を抑える力を持っています。
さらにシリコンラップの耐久性は、プラスチック製品を頻繁に買い替える必要をなくし、資源の無駄遣いを防ぎます。
例えば、プラスチックラップを半年ごとに買い替えた場合、
1世帯で年間約4キロ以上の廃棄物が発生します[2]
それに対し、シリコンラップではその数字がゼロに近づきます。
また、お財布にも優しい側面があります。
シリコンラップは初期費用こそ少し高めですが、長期間にわたり使用できるため、
使い捨てラップを定期的に購入するよりも経済的です。
耐熱性・耐冷性が高いため、オーブンや冷凍庫でも活用可能で、料理のバリエーションも広がります。
シリコンラップの便利な活用法としては、次のような使い方があります。
1. 食品保存:フルーツや野菜を包むのはもちろん、容器のフタとしてもぴったりです。
2.冷凍保存:耐冷性があるため、冷凍食品の保存も安心です。
3.調理補助:電子レンジやオーブンでも使用可能なので、幅広く調理を楽しめます。
そんな魅力的なシリコンラップですが、使用する際には気を付けなくてはいけない点もあります。
油や強い着色料がつくとシミになりやすいので早めに洗いましょう。
また、鋭利なものに触れると破損する恐れがあるので要注意です。
シリコンラップを選ぶ際には、品質や形状の違いがあるため、自分の用途に合わせて選ぶことが大切です。
透明度が高いものやサイズ調整が可能な製品を選ぶことで、ライフスタイルに合った活用ができます。
いかがでしたか。
生活の中で、少しだけ環境を考慮したものを選んで使ってみるだけで、
私たちの未来の環境を変えるきっかけになるでしょう。
ぜひ、シリコンラップ使ってみてくださいね♪
[1] 総務省 海洋プラスチックごみに対する我が国の取組と『プラスチック・スマート』
https://www.soumu.go.jp/main_content/000749378.pdf
[2] 環境省 水・大気環境局
Top|プラスチック・スマート
[3] 環境省 環境再生・資源循環局 リサイクル推進室
プラスチック使用製品廃棄物の分別収集の手引き