水の星・地球の0.01%を美しく保とう ~台所から「きれい」と環境を守る~
2024/11/19
みなさん、こんにちは。
11月も中旬となり、日本各地で紅葉シーズンの到来となりました。
平均気温は例年より高めであるため例年より遅めと言われていますが、
将来、紅葉シーズンがクリスマス頃とならないよう、
引き続き日ごろのライフスタイルを見直していきましょう。
今月も、今ある環境を永続的に守れるよう
「台所から『きれい』と環境を守る」コラムをお届けします♪
今回のテーマは「水の星・地球の0.01%を美しく保とう」です。
突然ですが、地球上にはどれぐらいの水が存在するかご存じですか?
地球は『水の星』と言われますが、およそ14億㎦の水があるといわれます。
では、そのうち私たちが利用できる水は何%でしょうか。
そうです、本日のテーマにある「0.01%」です。
なぜなら、地球上にある水のうち97.5%は海水、淡水は2.5%だけです。
そしてその淡水の大半が南極や北極の氷河で、私たちが『目で見て手に触れられる水』は約0.8%に過ぎません。
しかし、ほとんどが地下水として存在するため、河川水や湖沼水は0.1%となるわけです。
私たちは毎日、何不自由なく水を利用することができます。
朝、歯を磨いて顔を洗う。
水洗トイレも使えます。
また、清潔な水で食材を調理したり洗濯したり、夜は湯船にたっぷりお湯を沸かして温まることもできます。
しかし、地球上の0.01%の貴重な水は、私たちが台所、お風呂、洗濯などの日常生活から出される『生活排水』となり、河川水や湖沼水が汚染されています[1]。
そこで私たちは、少しの工夫で生活排水を減らすことができます。
以下にその具体的な方法を3つのポイントに分けて紹介します
- 洗剤の使用を減らす
環境に優しい洗剤を選び、必要最低限の量で洗濯や掃除を行うことで、排水に含まれる有害物質を減らせます。
特に、天然成分を使用した製品を選ぶことが重要です。
インナービューティーダイエットではウォータースチーム®を調理法として採用していますが、これは地球環境にも良い取り組みだと言えます。
- 食べ残し・飲み残しを流しに捨てない
水質汚染を防ぐには、台所の排水口に調味料や飲料を流さないことが重要です。
油は少量でも水を大きく汚染します。
例えば、油大さじ1を流すだけでも、魚が住める水質にするには300ℓ、湯船17杯分の水が必要とされます[2]。
そのため、まずキレイに食べきる、皿の汚れを拭きとってから皿洗いをする、ということを習慣化することが大切です。
飲み残しのコーヒーなどの飲料も下水に流さないことも重要です。
コップ1杯のコーヒー(ミルク・砂糖いり)を流しに捨てると、湯船6.4杯分の水がその浄化に必要になります[2]。
- 節水の実践
節水シャワーヘッドや節水トイレの使用、シャワーの時間を短くするなど、日常生活での水使用量を減らす工夫をしましょう。
また、雨水の再利用や灰水のリサイクルも効果的です。
シャワーを1分間短縮するだけで、12ℓの水が節約できます。
歯磨き・皿洗い・手洗いうがい、ちょっとした時間ですがこまめに蛇口を閉めることが大切です[3]。
これらの取り組みを通じて、私たちは日常生活の中で少しずつでも環境への負担を減らし、美しい地球を次世代に残していくことができます。
今こそ、私たち一人ひとりが行動を起こすときです。
環境を守るために、少しずつでもできることから始めてみましょう。
今月もコラムをお読みいただきまして、ありがとうございました。
[1]東京都環境局
[2]環境省 生活排水読本
[3]経済産業省 資源エネルギー庁