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台所から「きれい」と環境を守る ~SDGsを叶える3つの心がけ~

2024/01/23

みなさま、こんにちは。

2024年がスタートしましたが、いかがお過ごしでしょうか。

 

まず、この度の令和6年能登半島地震により被災されました皆様、ならびにそのご家族の方々に心よりお見舞い申し上げます。

また、1日も早い復旧、復興を心よりお祈り申し上げます。

 

 

 

 

さて、このコラムでは『台所から「きれい」と環境を守る』というテーマでお伝えして参りましたが、依然として地球温暖化や水質汚染問題、エネルギー消費の過剰な現代の仕組みなど、様々な問題があります。

 

 

 

そしてかねてから様々な場面で取り沙汰されている『SDGs(持続可能な開発目標)』は2015年に国連で採択されてから今年で9年目を迎え、達成期限としている2030年まで残り6年となりました。

 

 

外務省の資料[1]によると、このSDGsには次のように書かれています。以下、一部抜粋します。

 

 

 

 

我々は、地球が現在及び将来の世代の需要を支えることができるように、持続可能な消費及び生産、天然資源の持続可能な管理並びに気候変動に関する緊急の行動をとることを含めて、地球から守ることを決意する。

 

我々は、社会的・経済的発展の鍵は、地球の天然資源の持続可能な管理にあると認識している。

よって我々は、大洋、海、湖の他、森林や山、陸地を保存し、持続的に使用すること及び生物多様性、生態系、野生動物を保護することを決意する。

 

 

 

 

私たちの生活は、高度経済成長期を経て近代化され、今のような『便利で効率的な』仕組みが様々なところに有形無形で浸透しました。

 

しかし、上記に挙げたように、天然資源の枯渇の危機意識や気候変動の緩和に向けた行動、生態系や野生動物の保護などが声高に叫ばれています。

 

 

 

地球環境を相手にした問題であり、私たち市民レベルでは太刀打ちできない遠大なレベルに感じる方も少なくないかと思います。

しかし、国や自治体、企業、個人が各々の立場から取り組みを強化してこそ、<持続可能>な社会が叶います。

次世代にクリーンで穏やかな地球を引き継ぐために、改めて[台所から「きれい」と環境を守る]方法について、SDGs17の目標[2]に照らし合わせながら、3つのポイントに分けてお伝えします。

 

 

 

 

  • 節水・省エネをベースにした調理を心掛けよう!

インナービューティーダイエット協会では、油の代わりに少量の水で調理する『ウォータースチーム®』を採用していますが、これは栄養の流失対策だけでなく、節水効果もあります。

世界では9割の地域でまだ潤沢に水を使う生活環境が整っておらず(目標6)、さらには水質汚染問題が叫ばれています(目標14)

 

 

ウォータースチーム®で健康を叶えるだけでなく、洗剤や水の使用量が減らせますし、茹でるために必要な電気・ガスなどのエネルギーも節約できます(目標3・目標7)。

 

 

 

  • 簡易包装の食材の選択と、容器包装のゴミ分別を心掛けよう!

環境省の発表[3]によると、家庭から排出されるゴミのうち、容器包装廃棄物の約2~3割、容積で約6割を容器包装廃棄物が占めています。

容器包装とは、中身の商品が消費(分離)された際に不要となるものですが、これが多いほどゴミも増え、処理するにもリサイクルするにも大量のエネルギー消費と経済損失がもたらされます。

 

コロナ禍を経て衛生観念が高まり、1個ずつビニール包装された野菜や、二重三重包装された商品も少なくありません。

でも、それを選ぶほどにそういった形の商品の供給量は増えていきます。

だからこそ、私たち消費者レベルで簡易包装された商品を選んだり、容器包装をリサイクルしたりすることが重要です。(目標8・目標12・目標13)

 

 

 

  • 認証マーク商品の選択とフードロスの削減を心掛けよう!

認証マークとは、環境や社会に配慮された商品として認定された証となるものです。

例えば、環境負荷が少ないと認められた際につけられる『エコマーク』やサステナブル・シーフードであると認証された海産物につけられる『MSC認証・ASC認証』などがあります。

こういった商品を選んで購入することで、生産工程で環境に配慮した生産者を応援することにもつながります。(目標9・目標14・目標15)

 

 

 

そして、購入した食材は、美味しく調理してキレイに食べることを心掛けることで、生ごみ削減、フードロス削減に繋がります。

 

 

世界では3億5600万人の子どもたちが極度の貧困により、生きるだけで精一杯という状況にあります。

また、WFP国連世界食糧計画[4]からは、2022年時点で地球上10人に1人が、飢餓に苦しむ現状にあると発表されています。

長引く紛争や気候変動、価格の高騰で今後さらに飢餓人口が増えることも否めません。

 

世界では全人口をまかなう分の食糧生産がされているといわれています。だからこそ私たちがフードロスを出すことなく『適正量を完食することを意識する』ことで、食糧の偏った分配や生ごみ処理によって生じる温室効果ガスの削減などにも寄与できます。

(目標1・目標2・目標10・目標16)

 

いかがでしたか?『もうすでに実践している!』という方は、ご自身の日々の心がけが、私たちの体にも環境にも負荷の少ない行動につながっています♪

ぜひ、SNSなどで日々の取り組みをシェアされてみてください♪

目標4・目標17にもつながります♡)

 

 

 

私たちの毎日の選択と心がけの先に、未来の環境が創られます。

どんなに便利な社会システムも、地球レベルで荒んだ環境になってしまっては歯が立たないでしょう。

2024年も、その先も、穏やかな日々を送れるよう一緒に取り組んでいきましょう♪

 

 

 

ここまでお読みいただきまして、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

参照:

[1]持続可能な開発のための2030アジェンダ(仮訳)000101402.pdf (mofa.go.jp)

[2] 経済産業省 SDGs (METI/経済産業省)

[3] 環境省 容器包装リサイクル法とは | 環境再生・資源循環 | 環境省 (env.go.jp)

[4] 国連WFP協会 年次報告書2022 | World Food Programme (jawfp2.org)

顔写真

ArimitsuMaori

有光眞織

Planner's profile

【得意な料理のジャンル】

①時短・簡単レシピ②エイジレス美腸ケアレシピ③美腸おつまみ④美腸スイーツ/2023年『心-食-環境を整える~NEOヘルシーエイジング講座』リリース


【活動拠点】

埼玉県/オンラインにて全国展開


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