台所から「きれい」と環境を守る ~みんなで実践!地球想いアクション~
2023/12/19
みなさん、こんにちは。
いよいよクリスマスの機運が盛り上がり、それが過ぎれば大晦日、正月と年末年始の気持ちが華やぐ季節となりました。
コロナ禍で「不要不急な外出を控える」という風潮だったここ数年でしたが、次第に、年末年始の忘年会やクリスマスパーティー、お正月の親戚一族での集まりなどにもコロナ前の活気を取り戻しつつあります。
みなさんはいかがお過ごしの予定でしょうか。
そこで本日は、年末年始こそみんなで実践したい地球想いな2つのことを紹介したいと思います♪
(1)忘年会などの大人数のパーティーでは、〈3010運動〉をみんなで実践!
みなさんは、消費者庁に推奨されている「残さず食べよう!30(さんまる)10(いちまる)運動」というものを、聞いたことはありますか?
もとは、長野県松本市が提唱していたこの運動は、会食で出がちな「手つかずな状態で廃棄となってしまう食べ残し」や「時間オーバーで発生する食べ残し」をなくすための運動です。以下、消費者庁ホームページより引用します[1]。
①味わいタイム:乾杯後30分は、できたての料理を楽しむ
②楽しみタイム:料理を食べることも忘れず、全員でトークを楽しむ
③食べきりタイム:お開き前の10分は、もう一度料理を楽しむ
幹事は、「食べきり」を呼び掛ける
味わいタイム、楽しみタイム、食べきりタイムと会食を3つの場面に分けて考えたときに、交流も楽しみながら料理も残さずに食べきることを掲げています。
もちろん、はじめから食べきれる量を注文することを心掛けることは大切ですが、それでも大人数での会食では食品ロスが多くなると言われています。
環境省が今年6月に公表した食品ロス発生量の推計では令和3年度で523万トンの食品ロスが発生しており、
そのうち80万トンが外食産業による食べ残しから発生しています[2]。
これは、全体の量のおよそ25%にあたり、私たちの心がけ次第で減らせるともいえます。
座席を移動するときには、コップや自分の箸や小皿と一緒に移動するのも、
食を大切にする心がけの現れの1つとなるといえそうです。また、どうしても食べきれないものは、ドギーバッグ等で持ち帰ることが出来るかどうかを確認してみるのもよいでしょう♪
(2)冬休みこそ!家族みんなで10の気候変動対策チャレンジ!!
寒さが本格的になった今、今年の夏に最高気温を更新し続けた酷暑の記憶はうっすらと遠ざかっているという方も少なくないかと思います。
でも、温室効果ガスの排出量を減らさない限りには、あの厳しい暑さや気候変動による災害レベルの異常気象に見舞われることは不可避だといえます。
年末年始は家族で一緒に過ごす時間が多くなる時期だと言えます。
こういう時こそ、どうしたら環境に負荷を与えにくい日々の暮らしを実践できるか、ゲーム感覚でチャレンジしてみるのも1つの地球想いな行動となります。
国際連合広報センターが2022年9月に発表した「個人でできる10の行動『ACT NOW』」というものがあります[3]。
移動手段や食生活、モノとの付き合い方など10の行動が書かれており、暮らしの工夫をするためのヒントになるといえるでしょう。
行動10の「声を上げる」は、声高らかにSNSなどで発信するまでに至らなくても、家族レベルで話し合うことで十分効果のあることでしょう。
また、行動6「リデュース、リユース、リペア、リサイクル」をヒントに大掃除でのゴミの捨て方の工夫をしたり、クリスマスケーキやおせちなど季節商品の食品ロスが増える時期だからこそ行動5「廃棄食品を減らす」について考えたりと、年末年始の家族行事と合わせてアクションされてみてください♪
いかがでしたか。みなさんの日々の実践が、ご自身の美容やご家族の健康だけでなく、地球のためにもなっている♪とウキウキして頂けましたら幸いです。
本日もお読みいただきありがとうございました。
少々早いですが…よいお年をお迎えください♪
参照・引用:
[1] 外食時の食べきり|[消費者庁]めざせ!食品ロス・ゼロ (caa.go.jp)